フランス・パリ公演

5回席まである歴史と由緒ある美しいシャトレ劇場での公演。あの伝説的ダンサーニジンスキーも踊った歴史ある舞台での公演。週8回公演を4週間に渡り行った公演は、見事に毎公演満席。ブラボーの嵐と手拍子、そしてパリ独特の足踏みまでして喜びを表現してくれたお客さんに感動を受けた。

ロシア・サンクトペテルブルク公演

 

バレエ界の名劇場マリンスキー劇場での公演。バリシニコフやヌレエフといった伝説的ダンサーが踊ってきた舞台に立ち踊れることは、ダンサーとして大変名誉なこと。私はその前の都市モスクワ公演で、ひどい捻挫をして足首を痛めていた。その上舞台は旧式のななめの舞台であり、踊るのにとても苦しい状況となる。が、「14年かけて叶えた夢、世界の大舞台で踊る!ということを一瞬でも無駄にしたくはない」という強い思いから、大きく腫れていた足をテーピングでグルグル巻きにし、踊りきった。

ドイツ・ミュンヘン公演

 

ドイツはヨーロッパの中でも最もエイリー人気が高い国であり、2011年に私が入団してからもドイツ全土を各都市多く回る機会を得た。その中でも印象に残っているのが、ミュンヘンでの公演。公演最後アンコールにアンコールを重ね熱狂冷めやまらず、ダンサー達が舞台前方に行き再度のお辞儀をすると、総立ちの観客が手を差し伸べ、舞台上のダンサー達と握手をすることになった。ダンサー達全員が手を出して握手をし、溢れ出る感動を観客と分かち合った。

デンマーク・コペンハーゲン公演

コペンハーゲンは、エイリーカンパニーが70年代から続けて招待され公演してきた街であり、毎年のように訪れる。ヨーロッパにおける私達エイリーカンパニーのホーム都市といって過言ではないほど、まだアルビン・エイリー氏が生きてらっしゃた時代から続くその関係は深い。デンマーク陛下であるマルグレーテ2世女王が、エイリーカンパニー公演に出席される。公演はじめには観客一斉立ち上がり、女王陛下の入場を迎えた。終演後、女王陛下がエイリーカンパニーの為にロイヤルパーティーを主催。デンマーク王室の方々が多く出席され、ダンサー達との交流の場を頂いた。

アルゼンチン・ブエノスアイレス公演

エイリーカンパニー20年ぶりの南米公演ということで、熱狂的な観客が心待ちにしてくれていた。終演時ブラボーがなりやまず、アンコールを幾度くり返す。ようやく幕が閉じとたん、観客が大合唱を始め、まるでサッカースタジアムの中にいるような雰囲気となり興奮状態となった。着替えて外に出るとものすごい多くの人達が待っていてくれて、みんな抱きついてきて「素晴らしかった」、「アルゼンチンにきてくれてありがとうと」と伝えてくれた。その感情をストレートに表現する国民性に驚き、そして大きな感動があった。

ノルウェー・オスロ公演

 

エイリーカンパニー入団し、2011年はじめての世界ツアー、第一都市、初舞台となったのがとなったのがこのノルウェーのオペラハウス。初めて訪れ、海の上に浮かぶ何とも言えない美しいオペラハウスを見たときの感動は今でも忘れない。内装もコンテンポラリーで美しく、劇場内、楽屋、各スタジオその全てがなんとも申し分なく設備されている。スタッフ専用のカフェからは美しい海の眺め、ランチの休憩時も本当にリラックス出来る。後にニューヨークで、この劇場をデザインした建築家のCraig Dykersさんとの素敵な出会いがあり、今でも交流がある。これも1つのご縁であり、踊ってきた数々の世界のオペラハウスの中でも、当劇場は私にとって最もお気に入りのひとつである。

スペイン・バルセロナ公演

 

長い伝統を誇る歌劇場リセウ大劇場。6階客席まである劇場は、金で飾られた豪華な装飾で包まれ、豪華、ゴージャスでまさに圧巻である。 エイリーカンパニーにとっても久しぶりのバルセロナ公演は、満席でソールドアウト。ヨーロッパ旧式の開演時間で、公演が始まったのは午後9時30分。最後レベレーションズ、アンコールを踊り、お辞儀の時に舞台袖で見た時計はすでに夜中の12時を過ぎていた。

アメリカ・ワシントンDC公演

 

オバマ大統領夫妻はエイリーカンパニーの大ファンであり、ホワイトハウスがあるワシントンDCでの公演の際には度々出席される。2014年2月の公演の際にはミシェルオバマ大統領夫人が、二人のご令嬢様そしてお母様を連れて公演を鑑賞された。終演後には舞台裏に足を運び、祝福のお言葉を述べられた。ダンサー達とスタッフ計60人ほどいたにもかかわらず、その全員ひとりひとりにハグをして周り、「素晴らしい公演をどうもありがとう」と伝えられ、感喜深い出来事となった。

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