
- Sep 29, 2016
イギリス・ブラッドフォード
ブラッドフォードは、アルハンブラ劇場での2公演。質素な街のイメージとは裏腹に、西欧オペラハウス並みの美しい劇場であった。 ツアーも4週目となり起動に乗ってきたところで、リハーサルもスローダウンか。。。とはいかず、この日も夜の公演の前に午後1時からぎっしりとリハーサルがあった!12月のニューヨーク公演へ向けてのリハーサルである。今回のヨーロッパツアーが2カ月と長いため、11月にニューヨークに戻ると十分な準備期間はない。その為ツアー中に同時進行でリハーサルをしていく。まだ慣れない新しいレパートリー、たくさんの振付をみんな必死に練習する! 長い1日のあと公演が始まる時間になると、身体が疲れ切ってる状態の時もある。が、いざ幕が上がればショーマンシップを溢れ出し、みんなでエネルギー出して踊り斬る! ブラッドフォードから車で20分ほども運転すると、ヨークシャー西南部の広大なフィールドが現われる。美しいイギリス田園の風景を眺め、心も澄み切った気持ちとなる。 ハワースの町。「嵐ヶ丘」「ジェーンエア」など英国文学史に残る作品を発表したブロンテ姉妹が生まれ育った町で

- Sep 25, 2016
イギリス・バーミンガム
イギリス第2の大都市として知られるバーミンガムは産業都市であり、ダンス界では英国バーミンガムロイヤルバレエ団があることで知られる。私は以前マークモリス公演で初めてバーミンガムで踊ってから、何度か訪れている。 バーミンガムロイヤルバレエ団の本拠地、ヒッポドローム劇場での公演。 私の妻であり振付家のジェシカ・ラングは、バーミンガムロイヤルバレエ団から招待を受け、2012年「リリックピーシーズ」、2016年「ウィンク」の2作品を振付した。芸術監督のデビット・ビントリー氏はジェシカの作品をとても気に入ってくださっていて、数年前彼が日本の新国立劇場バレエ団の芸術監督であった際にも、ジェシカを招待振付家として日本に呼んでくださった。 バーミンガムロイヤルバレエ団のダンサー達が、応援に駆けつけてくれた。私がエイリー公演をバーミンガムで行うことをとても楽しみにしてくれていた。初めて見るエイリー公演、みんなエキサイティングしてくれていた様子!

- Sep 22, 2016
イギリス・プリマス
ロンドン公演を無事終了し、英国ツアー第2の都市はプリマス。イギリス南端に位置するプリマスは、1500年代から続く港町であり、その街並みはとても風情がある。 ロンドンとは裏腹に、公演最中お客さんの様子はとても静かであった。だが、お辞儀の時に客席を見てみると、3回席までぎっしりと埋まっていて、瞬く間に拍手と掛け声が聞こえてきた。地元の年配の方々が多くみられ、とても真摯に丁寧に私たちの踊りを堪能して下さっていたような印象を受けた。 プリマスではオフが1日あったので、身体を休める。。ことはせず1日市内観光に費やし、精神的にリフレッシュ! プリマス海峡を一望できるホーの丘。17世紀に清教徒を乗せたメイフラワー号が、アメリカ大陸を目指して船出したのは、このプリマス港からであった。 有名なプリマスジン、イギリス最古のジン蒸留所を見学。蒸留所の2階に素敵なバーがあり、ジンベースのカクテルを堪能した。 イギリスならではの「ティータイム」で一息。私達が訪れたティーハウスは、内装から食器までそのデザインすべてが可愛らしい。

- Sep 19, 2016
イギリス・ロンドン Week-2
ロンドン公演、第2週目。 Photo: Danica Paulos 先週は首を怪我して、思いがけずスタートからつまずいてしまったのだが、完治ではないもののとりあえず首が回るまでに戻ってきた。代わりに踊ってくれていたダンサー達にこれ以上迷惑掛けられまいと、水曜日の公演でようやくシナーマンの男性バリエーションにも復帰し、踊ることができた。首が完治してるわけでは決してないので、最初は回転を少し抑えてと考えていた。が、いざ幕が上がりシナーマンの音楽が始まるとお客さんの期待にあふれた歓声が聞こえてきて、どうしても高まる気持ちを抑えられず、「回ってしまえ〜!」という自分がいて、バリエーションが始まると5〜6回バーン!っと回ってしまった自分がいた(笑)。。が、なんとか首もそれ以上ひどくなることはなく、お客さんと心ひとつとなりレベレーションズもアンコール、感動を胸に幕を閉じることができた。 ここロンドンでも地元の子供達の為の公演を行った。演目は「夜の生き物」と「レベレーションズ」。エリントン曲と共にアメリカ色が溢れる「夜の生き物」、ロンドンっ子達もリズムに乗っ

- Sep 12, 2016
イギリス・ロンドン Week-1
ロンドンは私にとって縁がある街である。 22年前に初めて母に連れられ訪れてから、毎年のようにといっても過言ではないくらい何度もこの素敵な街を訪れてきた。故にたくさんの思い出がある街であり、今回エイリーカンパニー英国公演の幕開けをここロンドンで迎えられることに多くの喜びを感じる。 歴史あるサドラーズウェルズ劇場での2週間公演。ロンドンでのエイリー公演は久しぶりということで、全公演見事にソールドアウト。お客さんの期待とエネルギーが舞台上からも感じられ、少しでも応えようと私達ダンサー達も全力出して踊る! っと、感動で始まったロンドン公演ではあったのだが、実は初日から怪我をしてしまった。。プレスのみを入れて行われるプレビュー公演で、バトル氏作品を踊ってる最中に憤りあまっておもっきり首をひねってしまった。バトルさんの踊り自体がかなり激しいのだが、ロンドン初日ということでちょっと張り切り過ぎてしまった。。すぐにうちのセラピストさんにみてもらい応急処置をとったが、首を右に動かすことが全くできない。最初はすぐ治ると思っていたが、2、3日してもなかなか治らず。。