2014−2015年シーズン終了
今週末ニュージャージーでの公演を終え、3カ月半に渡った全米ツアーすべてを終了した。同時にこれをもってエイリーカンパニー、2014−2015年シーズンの終了となった。
今シーズンは一年間で、204回公演(私が出演したのは169回公演)を行い、「毎日舞台に立ち踊ることの幸せ」というのはまさにこのことで、ダンサー冥利に尽きる。今年も世界、全米各地どこにいっても満員のお客様に迎えられ、ブラボーの掛け声とスタンディングオベーションがあり、熱狂的なお客様と感動を分かち合うことが出来たのは、本当に幸せなことである。
エイリーカンパニー公演の魅力は、エネルギーに満ち溢れ、舞台上と観客席との壁はなく心がひとつとなる素晴らしいパワーを持っていることである。 「ダンス界の為のダンスを超えて、一般社会におけるダンスを通しての芸術的社会貢献すること」がエイリーカンパニーのモットーであり、また私自身の芸術家としてのモットーである。それをエイリーカンパニーの素晴らしい仲間たちと共に、世界的規模で実行できるこの今の環境に多大な喜びを感じる。ハードなスケジュールの中、大きな怪我や病気なしで乗り切れたこと、実に多くの方々に支えられたからこそ乗り切ることが出来、また成長することができた。そのすべてに感謝の気持ちでいっぱいである。
カンパニーは1週間のお休みのあと、早速6月のリンカーンセンター公演、 7月のパリ公演のリハーサルが始まる。心と体をしっかりと準備して、また新たな挑戦に望みたい。
