フランス・パリ Week-4
パリ公演、無事終了。4週間毎日、週7回公演を全力で踊りきった。街を歩くだけでその美しさに胸を打たれた。美術館に行き美しいアートに触れ、毎日でも飽きないパンショコラを食べ、カフェを飲み、フランスシャンソンを聴きながら大好きな赤ワインに酔いしれた。毎回の海外ツアー同様に、今回のパリ滞在も夢のような時間を過ごすことが出来た。
そんな中で、最後の公演の幕開け前、自分の中で自然に湧いてきた気持ちは「感謝の気持ち」であった。
2500人収容するシャトレ劇場にて全公演完全ソールドアウト、私達の踊りを大熱狂で迎えて下さったお客様に感謝。
1カ月を通し、自分自身が大きな怪我や病気をすることなく、心身ともに健康で全公演を乗り切れたことに感謝。
そしてこのように自分が愛する踊りを全う出来る環境に感謝。その裏には私の家族(アメリカと日本の両方)が皆元気でいてくれるからこそ、ということがある。
長いキャリアの中で、同僚のダンサー達が突然の怪我に追われたり、家庭の事情など問題があり突然踊りを辞めなくてはいけないケースをいくつも見てきた。健康であること、踊りを続けらる環境、そのすべてを当たり前と思ってはいけないと強く感じる。
すべてに対する「感謝の気持ち」を胸に、パリ公演終了を祝いたい。そしてニューヨークに戻り、また心新たに精進していきたい。
次のエイリーカンパニー海外ツアー公演は9月、私自身初となる「南アフリカ」である!








