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エイリートリオ

2016年始めの仕事は”エイリートリオ”!

"エイリートリオ"は、私とほか二人のエイリーダンサー達3人でチームとなり、ミズーリ州カンザスシティにある小中高等学校、教会、コミュニティーセンターなどを回りレクチャーデモストレーションをする、ダンスを通しての教育プログラム活動である。

カンザスシティは第2のエイリー都市として、「カンザスシティ・フレンズ・オブ・アルビンエイリー」というエイリー傘下の学校があり、過去30年余りに渡りエイリー氏のダンスを通しての教育精神を継いできた。この学校ではすべての生徒達への学費は免除、おもに未だ貧困の厳しい家庭の子供達からなる生徒達へ、無料でダンスの指導を提供する。この"エイリートリオ"もその一環であり、私たちエイリーダンサー達が1週間に渡り、計16学校を訪問しレクチャーデモストレーションをした。

エイリーダンサー、マルコス・ウィリスさん、デミータ・ホプキンスさん、そして私のメンバーで構成されるこのトリオは今年で3年目。彼らが素晴らしいアーティストであることはもちろん、気心知れる仲間達、3人の息はバッチリ!

寒〜い寒〜いカンザスシティ。。しかも子供達の学校へ向かうのは朝がはやい!が、毎朝楽しみに待っててくれる子供達のエネルギーを感じると、そんなことも一気に吹き飛び、楽しい時間を過ごすことができた。

小さいクラスルームから学校内の劇場、体育館、あらゆる条件の中で、レクチャーデモストレーションを行った。一時間弱ある各セッションでは、私たちが踊ることのほかに、アルビンエイリー氏、エイリーカンパニーの歴史などを話し、生徒達との質疑応答、そして生徒達を舞台上に招いてのダンス指導と盛りだくさんである。

エイリーカンパニーのレパートリーの中から抜粋を3人で、ときにはソロ、デュオ、トリオと構成し踊る。エイリー氏振付「レベレーションズ」ももちろん3人で踊る!最後のセクション「ロックマイソウル」では3人で始める手拍子に、すぐに子供達が乗ってきてくれて一緒に手拍子、フィナーレとなる。

普段の公演にてカンパニー全員で何千人の観客の前で踊るときも、このようにたった3人で子供達の前で踊るときも、そのスピリットは同じ。3人で心を込めて踊り、子供達は喜んでくれた。「レベレーションズ」が持つ人々を繋ぐこの作品のパワーを改めて感じた!

このようなダンスを通しての教育活動、子供達との交流は、私自身が芸術家として大きな充実感を感じることの出来る活動のひとつである。この"エイリートリオ"をスタートとして、今年もダンスを通して少しでも多くの社会貢献をしていきたいと願う。

一般公開をしたパブリックパフォーマンスも行った。

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