シティーセンター公演2017

私が一年で最も楽しみにしているシティーセンター劇場でのニューヨークシーズン公演が、今年も行われた。 週8回公演を5週間続けて行うシーズンは、新作発表、再演発表の作品数々を含む20以上のレパートリーが毎日変わり代わり上演され、実に華やかなプログラム構成となっている。地元であるニューヨークのお客様の熱烈な拍手に迎えられ、私たちダンサーも全力で踊る!毎公演素晴らしいエネルギーが劇場中に溢れていた!

私にとって7年目のシティーセンターシーズンとなったが、始めてこのシティーセンター劇場でエイリーニューヨーク公演を観たのが、今からちょうど20年前、私が日本からニューヨークに渡った1997年であった。エイリースクールの生徒としてフリーチケットを貰い、3階バルコニーから観賞、ダンサーたちのあふれんばかりのエネルギーと素晴らしさに圧巻され(特に現リハーサル監督のマシュー・ラッシングさん、当時20代前半であった彼の踊りは衝撃的であった!)、心打たれたのを今でも鮮明に思い出すことができる。あれから20年経った今こうして自分がこの舞台の上で踊れることの喜びは計り知れず、この大きな劇場であの自分が座っていた3階バルコニーまで私たちのエネルギーが伝わればという願いを込めて、毎公演踊りきった。 

そんな”私個人の20周年”のストーリー(笑)が、恐縮ながらエイリーカンパニー公式インスタグラムで、以下の通り紹介された。 エイリーカンパニー公式インスタグラム

東55丁目に位置するシティーセンターは2750人収容、ダンス専用の歴史ある大劇場である。エイリーカンパニーは1971年からここで公演を行い、シティーセンターのプリンシパルダンスカンパニーとして名目されている。

初日は各界から多くのゲストが出席、レッドカーペットを華やかに飾る。今年のゲストスピーカーは、アメリカで人気の女優クイーン・ラティーファさん、ジャネル・モナエさん。

オープニングパーティーは毎年、シティーセンター向かいのシェラトンホテルで行われる。

1982年にタリー・ビューティー氏によって振付られた「スタックアップ」の再演。まさにこれぞ80年代のアメリカンジャズダンス!というステップがふんだんにに入ったエネルギッシュな作品である。このような古典作品でもリアルタイムで輝き表現されるのは、エイリーカンパニーダンサー達によって踊られるからこそであろう!

トワイラ・サープ女史振付作品「ゴールデンセクション」、 ガスタボ・ラミーノ氏振付の世界初演作品「ビクトリア」、そして我らが愛するカンパニーダンサー、ジャマー・ロバーツさん振付の世界初演作品「Members Don't Get Weary」が上演され、新しくカンパニーのレパートリーに加わった。

毎年恒例上演のアルビン・エイリー氏振付「メモリア」、「クライ」、ロバート・バトル氏振付「ハント」他、クリストファー・ウィールドン氏振付「After the Rain」などなど実に幅広いレパートリーが毎晩上演された。

1964年 アルビン・エイリー氏振付の古典作品「Masekela Langage」。私は兵隊役で、身長2メートル近くあるダンサー、ジャマー・ロバーツさんとのファイティングシーンで、彼を投げ飛ばす!

今年の12月のニューヨークは例年以上の寒さで、なんとマイナス10度以下の厳しい毎日が続いた。シーズン5週間目は、その寒さと疲労も重なり、病気、怪我をするダンサー達が続出。。。。毎日劇場に到着するたびに、キャスト変更、そして作品によってはキャストも間に合わず、なんとプログラム変更を余儀無くされた、まさに非常事態であった!それが最終日の31日まで続き、自分自身なんとか倒れるまいかと気を引き締めていた。でもどんなに気をつけていても、怪我や病気は起きるものなので、5週間健康を保ち、なんとか乗り切ることができたことにホッとしている。

12月31日最終公演。2017年最後の公演はスペシャルプログラムであり、全レパートリーの抜粋が上演され、最後はもちろん「レベレーションズ」で魂と生命力をいっぱい感じ合い、幕を閉じる!っと、幕が降りた途端にダンサー達全員が「ハッピーバースデー」を歌い出し、サプライズ!!ケーキも登場し、このXX歳の記念バースデーを迎えた私を祝福してくださった!私自身にとって様々な想いが込められたこの特別な瞬間を、私が最も愛するダンサー達、カンパニーの仲間達から祝福してもらったことに心を打たれて、涙を抑えるのが大変であった。

この日のスペシャルプログラムでは、バトル氏振付ソロ作品「タカデミ」を踊った。私が2000年から踊り続けているこの作品をこの記念日に踊れたことに感謝。そして舞台上でのダンサー達からのサプライズと、これ以上望むことのない最高のバースデーを迎えることができた!明日から2018年、これをエネルギーに可能有る限り全力で踊り続けていきたい!

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